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by saiaala
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君が代起立命令に対する最高裁の不当判決・大阪府「君が代」起立強制条例案に抗議する

都立学校長による「君が代」起立命令に対する最高裁の不当判決・大阪府「君が代」起立強制条例案に抗議する 

 元都立高校教諭が、卒業式の「君が代」斉唱での不起立を理由に定年退職後の再雇用の拒否は不当だとして、都に損害賠償を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁は5月30日、起立・斉唱を命じた校長の職務命令を「合憲」とし、上告を棄却しました。今回の判断はピアノ伴奏命令を合憲とした判決以来2度目で、起立命令では初めてです。

 「国旗・国歌」の強制は日本国憲法が保障する思想と良心の自由を侵すものであり、最高裁判決は全く不当なものと言わざるを得ません。
 かつて「日の丸」・「君が代」は侵略戦争のシンボルとして使われ、そのことに苦い思いを持つ多くの日本人のみならずアジアの人々がいる今、教育現場で「国旗掲揚・国歌斉唱」が強制されることは、1999年に国旗・国歌法が成立した際過去の歴史に配慮して国旗・国歌の尊重を義務づける規定は盛り込まれませんでした。
5月31日の毎日新聞の社説でも「教育現場の自治や裁量に委ねることが本来、望ましい姿ではないか」と述べ、議論を必要としています。
 埼玉アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会(略称:埼玉AALA)はアジア諸国民との友好と連帯を願う立場から不当な判決に抗議するとともに、「日の丸・君が代」を強制する都教委の10・23通達を撤回することを強く求めます。

 大阪府では、橋下知事の率いる「大阪維新の会」が府議会に「大阪府の施設における国旗の掲揚及び教職員による国歌の斉唱に関する条例」案を提出しました。第1条は目的で、「国旗・国歌に関する法律の趣旨を踏まえて」定め、「我が国と郷土を愛する意識の高揚に資するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する」としています。第4条では「国歌の斉唱にあっては、教職員は起立により斉唱を行うものとする」として強制的に義務づけています。
 条例ができれば、学校の管理職は教師の行動に今まで以上に目を向け、監視を強めることになるでしょう。教育現場から自由闊達な雰囲気が欠け、豊かな教育が破壊されかねません。
 大阪府下の、教職員組合、労働組合、民主団体、法曹界などから反対の声と運動が急速に進んできています。大阪教職員組合の田中委員長は「大阪の教育条件は全国最低レベルです。いま大阪の教育に必要なのは『君が代』の強制ではなく、教育行政としての基本的任務である教育条件の整備確立に取り組むことです。」とのべています。
 埼玉AALAは日本国憲法違反の「君が代」強制条例案を「大阪維新の会」が速やかに撤回することを求めるものです。

 2011年5月31日
                   埼玉アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会
                                     理事長 菅間 徹
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by saiaala | 2011-05-31 17:30 | 声明